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2016.12.2 制作・クリエイティブ

カッコイイWEBで物が売れるのか?

ワンプルーフデザイナーのKです。

デザインだけを重視しても売れない!ECのクリエイティブとWEBデザインの違いのお話。

カッコよくて奇抜で見栄えがいいものを!という考えも分かりますし、「自分の作品」としてカッコよさを意識して制作してしまうデザイナーさんも少なくないようです。

一般のWEBサイトやコーポレートサイトとECサイトでは、求められるものが違います。

売れないサイトで良くあるのは、デザインとアートの区別を出来ていないサイト。

アートとは、制作者の主観で作成したもの。その人の好みの作成方法・デザイン・イメージ・感性などを盛り込んである為、同じ主観の人間しかその作成物の良さを分かることが出来ません。

デザインとは、相手に認識させる為のもの。人間の感性・価値観とはさまざまで、考え方も違う。それを共通した認識を持たせる為に作製したものがデザインになります。

ECサイトでは、クリエイティブ品質が高く、見た目がキレイ過ぎることで、お高く見えて離脱してしまう人も多いのだとか。

つまり、購入ユーザーがどのような方なのか、ターゲットを踏まえてデザインしなければ、高品質なクリエイティブが意味を成さない所が離脱の要因になったり、CVRを低下させることもある、ということ。

EC業界の方々がよく口にする、いわゆる「楽天っぽさ」、ごちゃごちゃした安心感が、購買意欲を高めたり、すっきりしたページと比べて回遊しやすく感じることもあるのです。

「デザインができる」と「ECのデザインができる」は大きく違う、と痛感している今日この頃。

クリエイティブ職の種類には、WEBデザイン、グラフィック、イラスト、パッケージデザイン、等が一般的ですが、その1つに「ECデザイン」という領域があってしかるべきだと感じています。それほど特異な領域だな、と。

クリエイティブで売れる売れないが決まることもある。数字で見える。シビアだけど分かりやすい。それがECデザインの世界。「売れるデザイン」を極めていきたいと思います。

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